先日、このハイテクな時代にまるで、昭和の真空管のラジオやテレビが音や、画像が出なくなって叩くと治るという経験をした我が身としましては、まるでデジャブのような経験をしたのでお話ししたいと思います。
いつもの様に、ショッピングセンターの駐車場に車を止めて、買い物をして車に戻り、エンジンを掛けようとしても、エンジンが掛かりません。この様な場合、通常考えられるのが、①バッテリー上がり②ガス欠、①②の場合セルモーターはカチカチと音がしますが、今回はうんともすんとも言わない状態でした。
セルモーターとは、和製英語で、英語ではスターターモーターと言って、車のエンジンを始動させるためのモーターです。
しょうがないので、JAFを呼んで直してもらうことにしました。20分くらい待ってやって来たおじさんに、現在の症状を話すと、道具箱から木槌を取出し、ボンネットの中に納まっているセルモーター目掛けて叩き始めたのです。こつこつと4~5回叩いた後にセルを回すと無事にエンジンが掛かりました。セルモーターに煤が溜まった場合は、叩くと治る可能性が9割だねとのことでした。
無事に自宅まで帰り、次の日もエンジンは掛かりましたが、騙し騙し使うのも危ないと思い修理に出しました。JAFのおじさんが、修理に出すときは、そんなに壊れる部品じゃないから、純正品じゃなくて充分だよ。リビルド品(整備品)で修理をお願いすれば安上がりだよとご進言頂きました。さすが、プロは違うなと感じた体験でした。