当社相談役の新日出雄が昨年12月に亡くなりました。享年95歳でした。
勿論、年齢が年齢ですから色々な体調の不具合や病気もあったのですが、最後まで背筋はきちんと伸びて口調も滑らかであり、本人も100歳を目指すと言っていました。
しかるに11月半ばに体調不良で入院し、貧血状態となって意識は程なく遠のいてしまったものの、体調自体は比較的安定していて、医者である妹も「かなりの長期戦になるかもしれない」と言っていた程でした。
ところが11月30日の昼に容体が悪いと病院から呼び出しを受け、その時は一旦持直して、担当医も一週間後に今後の治療方針を話合いましょうと言っていたのですが、翌日の昼にまた体調悪化の連絡を受け、30分後に病院に駆けつけた時は既に事切れていました。
最後は本当にあっという間でしたが、あまり苦しまずに亡くなったのは不幸中の幸いでした。また本人は生きる事に強い思いを抱いていましたが、公私共に中身のある人生を送れたのではないかと考えます。
寂しく残念な事ではありますが、私自身も14年前に母が亡くなった時とは少し死生観も変わり、「生きていること自体が本来ならば特殊で不安定な状態であり、本人なりの人生を懸命に送って生きたのであれば、また安らかな自然の中に戻っていったのだ」とも思える様になっています。
入院中はいつどうなるのか分からない状態でしたが、会社の業務にロータリークラブの会長職の仕事、そして私的なものを含む様々の用件がぎっしりとあったので、自然体で淡々と決まっていることを行っていくだけだと覚悟を決めていました。
亡くなった際には、その後の予定も一旦は白紙と思っていましたが、家族と一部の親族のみの葬儀を速やかに済ませることができましたので、結局週末に入っていたゴルフを2度キャンセルした以外は、ほぼ全てを約束通りに執り行うことが出来ました。自分の使命を全うすることが、故人の遺志にもかなうことであると考えています。
年末の忘年会は、合わせて相談役を偲ぶ会として、社員と共に思い語り合い、和やかで思いの深い会とすることが出来ました。
そして今月の18日には帝国ホテルでお別れの会を開きました。多数の方がご参列になり、ゆったりと会場をご覧になった後に食事も落着いて摂って戴き、お陰様で和やかで良い会とすることが出来ました。「葬儀は身内のみ、後日お別れの会を開く」のは故人との約束でしたので、これを果たし、まずは安堵しています。
これからは公私共々に、より若い世代の方々への希望ある未来の為に、まずは社業を最優先として全力で取り組んだ上で、ロータリークラブを始めとするご縁ある方々との様々な活動の為に、改めて気持ちを前に向けて、より一層邁進して参ります。