昨日は結婚満４０周年でした。

　４０年前のまさにこの日、１９８５年１月２６日に大学のＯＢ会館で結婚式を挙げ、その翌々日からオーストラリアとニュージーランドへ新婚旅行に行きました。

　当時勤めていた商社は今の基準で言えば超ブラックで、土日も殆ど出勤であり、年末年始も昼夜を問わず仕事、スキー場からでも仕事の電話をしていたのですが、どういう訳か新婚休暇は２週間という長期間が認められており、ブラック勤務でへとへととなっている職場の若手仲間の後押しもあって長期の旅行に行くことが出来ました（若手同士の切なる相互支援態勢でもありました）。

　旅程はかなりの部分をフリーにし、現地であちこち予約して移動したのですが、家内も束の間のオフを随分楽しんでくれたようです。

　当時はまだ２０代でしたので体力には自信があったのですが、とにかく日頃は連日真夜中まで仕事でしたので（海外が相手の仕事だったので、昼も夜もありません）、心身共に限界近くでの公私の活動でした。従って僅かな自分の時間を何倍も楽しもうと、オフもかなり無茶なスケジュールだったような気がします。

　若いということは、体力は充分にあり考え方もまた柔軟ではあるのですが、自分自身というものがまだしっかりと固まっておらず、揺れ動いている部分もありますので、時に行動が過度にぶれたりして不安定な面もあるのかなと思います。

　誰であってもこの時期は、色々な失敗やつまらない事をしでかしたりしつつ、社会の中で何が、どこまでが許容されるのか、或いはどう振舞えば周囲を動かしたり協力関係を築くことが出来るのか、試行錯誤をしている期間であるとも感じます。

　これから社会人として成長していく若人たちが、また多くの失敗と僅かな成功を体験しつつ、自分の人生を自分自身の力で切拓いて前進していくことを期待し、かつ精一杯応援していきたいと考えています。