様々な世代をカテゴライズすることは、古今東西で行われているものの、カテゴライズされている年齢層がどんどん下がってきているように感じます。
私は欧米でいう「X世代」、日本でいう「団塊Jr.世代」や「就職氷河期世代」に属しているようですが、私の娘は2013年生まれの小5ですので「α世代」と呼ばれているようです。
しかしながら、子供に対してもすでに「α世代」と名付けられ、「タイムパフォーマンス重視」「環境や社会問題、多様性に関心がある」等の特徴が列挙されているのを見ると、まだそんな意識もなく毎日を過ごしている子供がほとんどであろうに…と感じます。そして、時代背景や環境をもとに分析されているというよりはむしろ無理矢理はめ込まれかねない感じもして、何だか気持ちが悪いな…と個人的には違和感があります。
経済を効率的に動かす上で注目される分析なのだと思いますが、逆に乗せられたくないな…とも。
私自身が、自分がどの世代にカテゴライズされているのかを認識したのは、大学生の頃だったのではないかと思うので、幼い頃からこのように分類されていること自体に、いったいこの子たちの何がわかるのか…とも感じてしまいます。
誰かが決めたカテゴリーに囚われることなく、何事もきちんと自分の頭で考えて生きていってほしいと思います。
そもそも、この願い自体「α世代」の特徴の1つである多様性の話。時間の使い方についてもよく娘に注意しているし……となると、大人(親)の言動が反映されているということでしょうか… 。