先週末に大きなアーケイドがある商店街を久し振りに歩きながら、休日の割には余り活気がないだけ
でない違和感を覚えた。
昔は行列ができていた飲食店がことごとく撤退していたのだ。
今の経済環境下で都心での飲食店経営は誰が考えても困難を極め、外食産業は、裕福な高齢者を含む
富裕層向けの客単価の高い高級店と中、下級所得者向けの外食店に極端な二極化が既に始まっている。
外食ではコストに合ったものが無いから自宅で調理と思ってスーパーに買い出しに行けば、そこは
隅から隅まで値上げが浸透し、果たして私の買えるものは一体何？という状態である。
そこで声を大にして言いたい。
本当にこんなんで大丈夫なのか？
散歩した遊歩道沿いの陽当たり良い染井吉野の枝先には二輪の桜花が咲いていた。
本当にこんなんで大丈夫なのか！
地球規模で起こっている気候変動によって、特にこの１０年あたりで急速に大きく変わってしまった
我が国の季節感であるが、この時期住宅地にソコハカトナク漂う金木犀『因みに金木犀の和名由来は、
樹皮が動物の犀(サイ)の足に似ているから』の香りが秋を告げてくれるこの時期は辛うじて変わってい
ない事に感謝したい。