昨日ロータリー関係の大切な用件があり、学長との打合せの為に母校の大学に赴きました。
打合せは大変有意義で、かつ学長から日本の大学全体の現状について中々興味深い話と、抱えている様々な難しい課題について伺う事ができました。
終了後丁度、お昼時でしたので、食堂に行ってお盆にあれこれ載せて食したのですが、さすが学生食堂は安いな!市価の半分程度かなと感じました。
また学生数がかなり多いのにも驚きました。多摩の西部にある小規模の大学なのですが、昔は広いキャンパスに人は少なく、今も入学定員は少し増えただけであるのにも拘わらず、人口密度が格段に増したように感じました。それだけ真面目に授業を受けに来る子たちが増えたという事なのでしょうか(当たり前か)。
とりわけ目立つのは女子学生です。今から40年以上前の我々の時代は、4つの学部がそれぞれ200人程度の定員だったのですが、その内3つの学部の女子は僅か2~3名ずつ、残る1つが文学部的な色彩も持つ「社会学部」でここに30名程度おり、一学年約800人の内、女子は30数名という希少な存在でした。しかるに今は学長の話では3~4割が女性であり、とりわけ社会学部は今年初めて入学者に占める割合が5割を超えたという事でした。
我々の時代でもその気になれば合格できる女性は沢山いた筈でしょうが、短大や女子大に行く傾向が強かったので、我々男子学生の入学枠も何とか確保できていたという事だったのかもしれません。今だったら厳しいかも・・・
一緒に行った同期に「つい10年ほど前までは~卒業後であってもときたま追試を受けなければ卒業取消である!~という悪夢にうなされたよ」と言ったら、彼が「僕も以前は良く~お前は良く調査したところ単位が足りないので卒業取消!~という夢を見た」と言って二人で笑い合いました。
それだけ大学で勉強しなかったという自覚と罪の意識が拭えていないという事、社会人となって「大学でもっと勉強しておけば良かったな」と後悔先に立たずの思いを何度も感じたものです。
その後、「社会人となっても、幾つになっても勉強だな!」と思い直して何とか挽回して来ましたが、ひたすら楽しくも勉学的には中身の薄い学生生活であったなと今更ながら反省しています。
美しいキャンパスを久しぶりに訪れて心が洗われると共に、懐かしさとかつての己の未熟さ(今もですが)を改めて振返った一日でした。