約2,700年前から続く茨城のパワースポット「鹿島神宮」については、以前にこのブログで紹介しましたね。
これに触発されたのか? 先日、NHK朝の番組「小さな旅」で「春、神宮さんと・・・」というタイトルで
鹿島神宮と共に生きる地域の話題が紹介されていました。
4月から5月に旬を迎える鹿島灘のハマグリ漁の漁師さんや、鹿島神宮ゆかりの古武道「鹿島神道流」の修行
に励む剣道場の剣士さん達など、鹿島神宮への厚い信仰が昔からずーっと続いていて、地域の人達の生活に
根付いていることが改めてわかりました。
番組の中でも出てきた、「鹿島立ち」という言葉ご存じですか?
「鹿島立ち」とは、旅に出発することから転じて、「広く新しい門出に際し、無事を祈ること」という意味
で使われるようですが、その語源はとても古く奈良時代まで遡るというから驚きですね。
天智天皇の時代、九州の対馬、壱岐、筑紫の国に防人(さきもり)を配置し、国の守りを固めたことは日本
史で習ったと思います。当時、防人は主に東国から集められ、九州に赴きました。防人に選ばれた人たちが
旅の安全と無事に故郷に帰れることを、鹿島神宮にお参りして祈願、出発したことが「鹿島立ち」の由来
のようです。
春は入学や就職など、新しい生活の門出を迎えた人が多いと思います。GWの後半は、お天気もよさそうです
ので、是非、歴史ある茨城のパワースポット「鹿島神宮」にお参りに出かけてみませんか?