最近コロナ禍に、俄にブームとなったアウトドのキャンプに於ける火を熾す（おこす）事は、大変重要なイベントであります。

テレビの番組でバーベキューコンロにいれた薪が、ボウボウ燃え始めたところに、いきなり焼き網を乗せて食材を焼き始め、食材が煤だらけになり、全然調理に成っていない場面を見た事がありませんか。

火熾しは我慢と辛抱によって成就するので、薪の炎が落ち着き、時折パチパチして来るまで、彼らのペースを尊重してじっと待つ事が求められます。

火が熾きたら、調理する対象に応じた火力を細かく繊細に調整することが火守りに求められます。

こうしてキャンプに於ける火熾しは、食材の調理の役割を果たした後、食後からまったりと流れる焚き火の役割を担います。

焚火の炎を眺めているだけで何故か心地の良い、精神的な落ち着きを感じるのは、人間が太古の時代から炎を見つめてきた原体験がそうさせると言われています。

アウトドアでの食事は、例えコンビニのおにぎりを外で食べるだけでも何故だか格別に美味しく感じさせるチカラがあります。

さあ、外遊びの季節です、近くの公園へ休日ランチを用意して出掛けましょう！