”水戸の梅まつり”のメイン会場となる「偕楽園」をご存知ですか?
金沢の兼六園、岡山の後楽園と並んで日本三名園のひとつで、江戸時代の天保13年
(1842年)に当時の水戸藩主「徳川斉昭」によって作られた歴史ある庭園で、特に梅林
が有名です。園内には、約100種類、3,000本の梅の木が植えられており、様々な
品種があることで、早咲き、中咲き、遅咲きと長期間にわたって梅の花を楽しむこと
ができるのが特色。
徳川斉昭が藩主就任後初めてお国入りしたときに、西に筑波山、南に千波湖を望む
当地の景色に感動し、国中の人々が楽しめる場にしようとの想いを込めて「民と偕
(とも)に楽しむ」から「偕楽園」と名付けたといわれています。
徳川幕府の幕政参与として強硬な攘夷論を主張、開国を主張する彦根藩主井伊直弼
と対立したことで守旧派の黒幕のような頑固者のイメージが強いですが、地元茨城
では水戸藩主として医学・薬学への高い関心や文化・教育への指導力の発揮など
先見性のある殿様として信頼されていたようです。
今年の「水戸の梅まつり」開催期間は、2月10日(土)から3月17日(日)!!
まだまだ寒い時期ですが、家の中に閉じこもっていないで、ひと足早い春を感じに
出掛けてみてはいかがですか?
偕楽園の梅の見頃に合わせて、土・日曜日にはJR常磐線では臨時の「偕楽園駅」も
期間限定で開設されるはず(JR東の春の臨時列車のお知らせを参照してください)。
開花状況なども、事前に「水戸の梅まつり」公式HPで確認できますよ!!!
至れり尽くせりの”茨城”へ是非お出かけください。