皆様、新年明けましておめでとうございます。
当社は本日より平常営業を致します。
新年早々に大地震、航空機事故と社会を震撼させる出来事が立て続けに起きました。
亡くなられた方には謹んでご冥福をお祈り申し上げると共に、現代に生きる社会人としては、この二つの災害の事前事後の在り方を良く検証して、より改善された社会の仕組みをこれから実現していくしかないであろうと考えます。
さて昨年もまた色々な事がありました。コロナ禍もようやく社会的には収束しましたが、この4年間の事を振返ると、色々な想いが改めて湧き起こって来ます。
旧来より、人は他の人が大勢いる所がより安全であり、安心感を覚える生き物であったのですが(実際に日本より犯罪が多発するアメリカでは、危険を感じたらとにかく人の多い処に行けというのが鉄則だった事を覚えています)、この4年間は人の多い所は危険であり、かつ人は病原体をもたらす存在なので、できるだけ近寄らず会話もせず避けるべし、という事がマスコミや国・自治体から繰返し繰返し強調されました。
いわば人の本性に反する事を絶えず吹き込まれていた訳ですから、精神の不調を来す人が増えたのも自然の摂理かと考えます。
ワクチンの功罪両面については長くなるので割愛しますが、いずれにせよ今後もまた起こり得るであろうパンデミックに対して、如何に冷静にかつ巷の報道等に惑わされ過ぎずに、色々の折り合いを付けて社会を回していくかを、今後は問われて来るものと思います。
コロナの話が長くなりましたが、昨年は悪循環の中にある日本の経済社会の在り方と実態が露わともなりました。日本のシステムがかつてあまりにもうまく行き過ぎた為に、変われない・変わりたくない症候群を社会が覆い、気が付いてみたら世界から取り残されていたというのが現状です(現在は井の中の蛙で、大多数の国民はぼんやりとしか実感できていませんが、これから次第にそれがより痛切に感じられて来るかと思います)。
とにかく我々は生きて行く為に、また次世代の為のより良い社会づくりを志し未来を目指して行く為に、覚悟と勇気を持って変わっていかなければなりません。
当社もまた現状維持は退歩であると肝に銘じて、社員一同が常に前を見据えてより良い組織作りと社会への一段の貢献を心掛けて参りたいと思います。
2024年もどうか当社を宜しくお願い申し上げます。
皆様にとって良い一年であります様に!