10月になると、すっかりと秋めいて朝晩が冷んやりした。
秋雨は日照り続きの我々の肌感を思いの外冷やした。
例年であれば当たり前の気温が矢鱈と慌てて来た晩秋をおもわせた。
金木犀の香りもそこそこに、柿や栗の実が色付き、熟して季節を急がせた。
こうして今年は夏を思わす日が随分と長引いたが、最後にはキッチ季節を合わせて
来るものだな、と思っていた。
ところが、11月に入っても真夏日連発である。我家の週末散歩コースである小金井
公園の染井吉野が2輪フライング開花していた。
なかなか寒くならないのも意外に悪く無い等とほざいていたら、季節の野菜やら果
物にイキナリ影響が出て、物価高になるのでそんな呑気な事言わないでと家内から
一言頂いた。
こうして我々はいよいよ地球温暖化を年を追うごとに現実として目の前に叩きつけ
られる事になって行くのだろうか。
色々な意味で移り行く季節を大切に感じていきたいものである。