伊丹十三監督の映画タイトルではありませんが・・・・
立ち飲み屋にあって、大変珍しいオープンキッチンの店(B)
武蔵小山に1号店が出来てから数年で都内一円に店舗伸ばした、立ち飲み屋です。
軽く飲んで食べて1,000円で収まることから、センベロと言われる業界。
その中で、最も成功した店じゃないかと思います。
私は仕事帰りに、新宿思い出横丁の店舗で一杯やっていました。(一杯では済まないのですが)
その店にはいつも厨房の中で料理と接客を同時にこなす、大変手際のよい女性がおりまして、カウンター越しに仕事を見ていると眼と耳が人より2つ多いのではないかと思うほど、お客をよく見て注文も同時にいくつも受けながら間違えたり、忘れたりしないのです。(お見事)
こちらがジョッキを飲み干すタイミングで「おかわり?」と声を掛けてこられると、つい「ハイ」と答えてしまう。
私も昔色々なアルバイトをしていて、勿論飲食の経験もありますが、この女性ほど仕事ができる人を見たことがありませんでした。
暫く通っていましたが、コロナ前のある日を境に彼女の姿を見ることが無くなり、とたんに店のサービスも質が悪くなって寄る事もなくなりました。
半年前、用があって日曜日に新宿に出てきたとき、昼にちょっと寄ってみましたところ久しぶりに彼女の元気な声が聞こえてきました。(昼から飲むどうしょうもないオヤジ)
こちらを覚えていてくれて、どうやらご出産で2年以上休んでいたようで、今後もしばらく休日のお昼だけ出ているとの事。
日曜日の11:30から12:30にはカウンターの中に彼女を見つける事ができるかと思います。(人間なので休むこともあるかと思いますが)
彼女の観察力や手際、要領、やさりげなくかつ大胆にお勧めメニューを押し付けてくる。
そんな様子を見ながらお酒飲むのも楽しいですよ。