ネットニュースで珍しい記事があったので紹介したいと思います。
野球でボークと言えば、普通ピッチャーが投球する時に、セットポジションの静止時間が短いとか、肩が動いたとかで判定されることが殆どですが、アメリカの大学野球で「キャッチャーのボーク」が起こったと出ていました。
その試合は、4対4の同点で迎えた11回表1死三塁での出来事でした。ワンバウンドする変化球を体を張ってブロックしたキャッチャーは、前に転がったボールを右手に持ったマスクで押さえた。何気ない動作だったが、これを見た塁審から「タイム!タイム!」の声。三塁走者に進塁権が与えられ、これが決勝点となったそうです。キャッチャーは両手を広げて「WHY!」のポーズ。他の選手も何が起こったのか分からず、困惑した様子を見せたようです。
公認野球規則5.06(b)(3)(E)によると、「野手が帽子、マスク、その他の着衣の一部を本来つけている個所から離して、投球に故意に触れさせた場合。この際はボールインプレイで、ボールに触れたときの走者の位置を基準に塁が与えられる」とされており、本件はこれが適用されたようです。
昨日から、今年のプロ野球が開幕しましたが、まだまだ知らないルールがあるものですね。