３月に入り朝起きて身支度をする時間の気温が明らかに高くなっていると感じる。

半年程前にプランターに入れた事も忘れていたクロッカスと小さなチューリップの球根から気が付かないうちに葉が出て、可愛らしい黄色とピンクの花を咲かせていた。

この時期の梅や桜、椿やコブシ、チューリップやクロッカス等は、所謂春を告げる花木である。

同じく春を告げるモノとして、魚であれば、サヨリやニシン、メバルやキスも春告魚と呼ばれ、鳥だとウグイスやメジロが春告げ鳥と呼ばれる。

現代は「旬」が分らなくなってしまったものが多く、スーパーで一年中並べているマスクメロンやスイカ達に本当に需要が有るのだろうか。

因みに食文化における「旬」とは、特定の食材について、他の時期よりも新鮮に食べられる時期を言うとされ、日本語に特有の概念および語で、日本語以外の諸言語では、英語のseasonal foodstuffのように「季節の食材」という意味を持つ表現が対訳的であるとのこと。（ウィキペディアより）

そんな世の中だからこそ、季節を表す昔からの表現に触れるとホッとする。

こうした花や魚や鳥の名前が聞こえて来るといよいよ待ちに待った春到来となるのだが、今年は同時に昨年の10倍を超える花粉が毎日飛散して居る状況であるからして、なんて考えるだけて鼻の奥が辛くなる今日この頃なのである。