9月最後の連休に念願の信州へ行く事ができた。旅の目的は、ずばり浅間山を拝む事であり、2年半越し夫婦の一致した希望であった。
こうした大事な時こそ、普段の行いが試されるものであるが、旅の前半は、秋の終わりを思わせる冷たい秋雨の空模様がなかなか解消せずに、室内で過ごさざるを得ない状況であったが、何十年振りかの麻雀大会で2組の夫婦は大変盛り上がり、僅差により、我家の勝利となった。
これが功を奏したのか、帰京の朝、空は快晴となり、念願の浅間山を拝む事が出来た。左右に稜線を広げどっしりとした姿で迎えてくれる様は、いつ訪れても変わらず、毎回感動と感謝に尽きる。
この浅間山の姿は、軽井沢から中軽井沢へと国道18号線を進み、追分(借宿)の交差点を右折、1000m林道を跨ぎ、道なりにひたすら北上すると、突然視界が大きく開け、大日向という場所に至る。
この場所こそがマイベストビューポイントなのであり、コロナ前まで、約30年毎年、詣で続けていた場所である。
コロナVirusが消滅した訳では無く、沈静化とはいえ、毎日全国で、いや全世界で亡くなられる人が居ることが現実である。今年の夏は念願の浅間山を拝めた喜びをこころの糧に、厳しい現実を乗り越えていきたいと感じた。