数週前の休日、高円寺でよく立ち寄る古着屋の中古靴陳列棚に異様な雰囲気を醸し出している、一足の革靴を発見しました。
アメリカのアレン・エドモンズというブランド。歴代大統領が就任式で履く靴として有名で、ウイングチップと言われるデザイン。シボ革、360度グットイヤーウエルトでダブルソウル、そしてなんと7アイレット(紐を通す穴が7つ)。6つまでは見たことがありますが。
大量生産時代に、効率の悪い7アイレットは絶滅したと聞いておりましが、またこれがなんと箱付きのデットストック。
更にさらに、値札をつけ間違えているのかと思うほど安い(と思う)。
無駄口を叩かずそっと会計を済ませました。
逃げるように店を出たその足で、千駄ヶ谷にあるアメリカビンテージ靴の有名ショップに行き、鑑定。
製造番号と作りから1974年製造のマクレガーというモデルと判明し、価格はなんと〇〇万円。(やはり!)
古いとは思いましたが、約半世紀前の靴だったとは・・・。
買った値段の5倍の査定に、その場で売ろうかと一瞬迷いましたが、一生の相棒として大事に履こうと思います。
それにしても高円寺のあのお店・・・・また行って掘らねばならぬ。