最近、自宅のPCに「なりすましメール」が頻繁に（ほぼ毎日）送付されて来ます。

なりすましメールには、一見して外国人が作成したものと分かる拙い日本語訳のものもあれば、巧妙に作成されていて、実際に取引がある会社からの連絡と誤認してしまう様なメールもあります。

 

例えば、最近よく来るのは、クレジットカード会社名で送られてくる以下の様なものです。

「「マスターカード」をご利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させて頂きたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させて頂きました。つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。「ご利用確認はこちら」　云々～。発行者：マスターカード・ジャパン株式会社　住所〇〇　　© 1994-2021 Mastercard.」

上記の会社名と本社の住所及びメルアドの＠の左側は、実在か類似のもので、一見すると本当に当該カード会社から送付されてきたものと誤認する可能性が高い。上記の内、太字の「マスターカード」と「ご利用確認はこちら」をクリックすると、マスターカードとは無関係のホームページ（＠右側のドメインはMastercardではない）に誘導され、会員番号やパスワード等を盗み取られるという仕組になっているらしい。　三井住友カード名でも同様のメールが来ており、何れも同日付けで同じ文章のメールであったため、すぐにおかしいと気づいたが、単独メールであったら思わずクリックしてしまうかも知れません。

 

つい最近、今度は、会社のPC上に突然　「このPCはウイルスに感染しフリーズしました。この問題を解決するため、以下のボタンを押すか、対策窓口に電話（050で始まる番号）して下さい」とのメッセージが表れて一瞬ヒヤッとしましたが（当該画面を消去しようとしても消せない状態）、すぐに個人携帯で検索してみると、最近急増している新手の詐欺画面だと判明。すぐに所定の方法で削除しました。

 

一方、当方が発信する場合も注意が必要です。

先日、会社メルアドに過去参加したセミナーの主催会社から「〇〇フォーラム」の案内が唐突にメールで送付されて来ましたが、そのメールに当該フォーラム参加者のメルアドがCCで大量に添付され、閲覧できる状態になっていました。そのメール到着の約１０分後、事務局担当者と思われる人から「フォーラムの案内メールを取り消します」とだけ記された如何にも慌てた様子のメール（挨拶文もなく、文頭に意味のない文字が打たれたまま）が送信され、更に２時間後、事務局名で正式なお詫びとＣＣにある他人のメルアド削除の依頼がきました。

 

当社から対外的に取引先宛てのメールを送付する場合も細心の注意を払って行わなければならないと痛感致しました。

皆さん、メール・インターネットの取扱いについては、くれぐれも注意しましょう！