興味の無い方には申し訳ございませんが、またバイクのお話。
ホンダオートバイリースの会員に登録して早1年、借りる機会もないままとなっておりましたが、先月半日ほど借りて海を見に行ってきました。
借りたバイクは、一度は乗ってみたかったCB400スーパー4。
名前の通り、スーパーな4気筒バイクです。
何がスーパーなのかといいますと、低回転域では2バルブ、高回転域に入ると4バルブに変身するという、Vテックという可変バルブエンジンを搭載しているところで、世界に無比なバイクなのであります。(方式違いでトヨタも可変バルブのエンジンを持っていますが、当然に車のエンジンに限ります。ともにモータースポーツ参戦の賜物です)
1気筒当たり100CCに満たない小さなシリンダーにバルブが4本。その開閉を2本のカムシャフトで管理しているのですが、どうやって切り替えるのか理屈を読んでみても理解不能です。
高速道路合流車線、6500回転あたりで2バルブから4バルブに切り替わったことを排気音で確認しつつスロットルをキープすれば、12,000回転まで簡単に引っ張ることができます。
一般道では2バルブエンジンのトルク特性を生かして低回転でゆっくり流しますが、水冷4気筒エンジンはバタつきを一切表さず、バイクとはスピードばかり楽しむ乗り物ではないことを再認識させてくれます。
残念ながらホンダがF1から撤退しました。もう内燃機関に大きな未来はありません。
しかし、完全EV化まではまだ時間があります。そう遠くないバイク引退の時まで、様々なエンジンのバイクを借りて楽しみたいと思っております。