新光産業株式会社

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社内ブログ

ものと思い出

  • 2021.10.06
  • 投稿者:プロ

最近認知症を扱ったテレビ番組を見たこともあり、もし身内が、自分がそうなったらということを考えます。

日記に書いたことも忘れ、忘れたことも忘れていくってどういうことか。

 

先月「無観客で行けなくなった東京五輪のチケットを記念に印刷できる」という機会がありました。そもそも紙チケットの発行を希望していたので印刷し、クリアファイルに入れました。

遥かむかし、小学4年生時の夏休みの登校日に、担任教師がエジプト旅行土産にパピルスを1人1枚買ってきてくれました。パピルスの実物を手にして感じた色々な思いや異国土産という感動、学校からの帰り道のじわじわした太陽の熱などの全てが混ざって、昨日の事のように感じられ、いまだに大事に取ってあります(描かれている絵も色もきれいに残っています)。

今回のこの五輪記念チケット、この後は、印刷して満足でその内処分してしまうか、紙一枚だからと意外と取っておくか、存在を忘れてしまうか。果たして自分はどうするでしょう。

 

片付けがブームになって、物を手放しても思い出は残る、物への執着を捨てて軽やかに、などの考えを知るようになって久しいですが、物を見て触って思い出すこともあるため、なかなか「えいや」とは割り切れません。

 

つまりは「何を残すか」が肝心ですね。私の場合確実なのは、若いころに書いていた日記だけは今のうちに処分したほうが良さそうだということです…!

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