久しぶりにプロ野球のことを書きたいと思います。パリーグは、ロッテ(1974年よりリーグ
優勝なし)、オリックス(1996年よりリーグ優勝なし)、楽天と普段優勝争いをしないチーム
が争っており、セリーグも、阪神、ヤクルト、巨人の三つ巴で優勝を争っており、面白いペナ
ントレースが続いています。
9月13日に、審判の判定ミスによる面白い展開があったので、ここでご紹介したいと思います。
野球のルールを多少知っている方なら直ぐにおかしい事に気づくはずです。
ヤクルト対中日戦で、1点を追う9回に珍事が起きました。1死1、2塁の場面で代打・川端選手
がぼてぼてのセカンドゴロを打ちました。2塁手は捕球した地点に近づいてきた1塁走者・西浦選
手にタッチしようとしたが、西浦選手が逆走し始めたので1塁に送球しました。その間のタイムロ
スもあり1塁はセーフ。そこで1塁手は直ぐに2塁に送球。走者・西浦選手は1塁に戻ることが出
来ないので、遊撃手がベースを踏めばフォースアウトで2アウトになるはずでした。でも、遊撃手
はベースを踏まずに、走者・西浦選手が1塁に戻ろうとしたので、本能的に挟殺プレーを選んでし
まいました。その後1塁手の進言で遊撃手は2塁ベースを踏むも、目の前で見ていた2塁塁審はア
ウトのコールをせずに試合続行。そこで、3塁ランナーがホームに突っ込みタッチアウトで2アウ
ト。2アウト1、2塁で試合続行となったところで、中日の与田監督がリプレイ検証を要求し、検
証の結果、2塁走者・西浦選手がアウトとなり試合終了となりました。これに納得のいかないヤク
ルト高津監督が15分に渡る猛抗議をしましたが、判定は覆りませんでした。高津監督とすれば、遊
撃手がベースを踏んだ時点でフォースアウトのコールがあれば、3塁ランナーはホームに突っ込ま
なかった。2アウト1、3塁で試合を再開して欲しいという抗議のようでした。
翌14日に、セリーグとNPBの審判部が、ヤクルト球団に状況の説明を行ったとの事です。
「2塁塁審が1塁のセーフを見落とした」
何か言い訳にしか思えませんが・・・