今年、ツイッターの創業者がアップした「最初のツイート」が３億円超で落札されたことが話題となりました。また、これまでコピーが容易で価値が見出しにくいとされていたデジタルアートの売買も増えてきているそうです。

その裏に「ＮＦＴ(Non-fungible Token)」という新たな認証技術があります。
「ＮＦＴ」は、作者が自身の作品に付ける「証明書」のようなもので、暗号資産に使われる技術を応用しているそうです。これによって、作品データそのもののコピーを防ぐことはできないものの、ＮＦＴ自体はコピーされないことから、特定の作品だけをオリジナルとして販売することができるようになったといいます。また、取引内容が電磁的に記録されることから、転売されるたびに作者は一定割合の収入が得られる仕組みとなっているのだそうです。

これとは別に、某世界的有名ブランドがゲームの世界で限定で販売したアイテムは、転売が繰り返され値段がどんどん上昇したといいます。(ＮＦＴ作品ではないのに)

夢のある話ではありますが、そもそも電気がないと活用できないだろうし、限られた世界でしか価値がないのであれば実用性に欠けていて、どこか地に足がついていないような不安定さを感じてしまいます。

技術が進んで、仮想現実がもっと日常化している時代がきたら、私にも価値を実感するときが来るのでしょうか…。
感心しながらも戸惑うばかりです。