私が生まれ育った多摩市馬引沢を、オリンピックが通過しました。
ロードレースの話です。ネット中継で楽しみました。
「馬も引かねば渡れない沢」いう地名が示す通り、段差が激しい多摩丘陵の一角にある我が故郷は、70年代のニュータウン開発からも遅れ80年に市街化されましたが、それ以前は沢蟹が取れ、蛍が舞う小さな田舎の村でした。
その馬引沢を、ツール・ド・フランスから転戦してきた世界の超一流選手達が駆け抜けました。
今まで、ツール・ド・フランスなどの中継を見ていても「凄いな」とは感じておりましたが、良く知っている道を舞台に見ておりますと、改めて選手たちの超人的な体力にびっくりします。
(あの坂を、あのスピードで上るのか!)
日本選手では長年第一人者となっている新城幸也選手が35位と健闘。
男子のコースは距離240キロ、獲得標高差4000m超とあまりにも過酷なコース設定が話題となり、しかも真夏ですので日本人が完走するのは無理かと心配しておりましたが、流石ですね。
女子では無名の選手が府中の是政橋から飛び出して、そのままゴールの富士スピードウエイまで逃げ切って金メダルという大番狂わせがありました。
競技を知っている人なら、彼女の勇気と強い精神力に感動した事と思います。
また、彼女の本職は数学者という事で、頭の中まで凄い。
さて、 感動につられて現在実家の車庫で埃を被っているロードレーサーを今一度整備し、久しぶりにツーリングしようかと頭をよぎりましたが、やはり暑いのでそのうちにということで。