新光産業株式会社

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社内ブログ

鰻の完全養殖

  • 2021.07.27
  • 投稿者:さんこん

明日は、土用の丑の日です。

土用の丑の日に鰻を食すという風習は、鰻の旬は晩秋から初冬の時期で、夏に売れない鰻を

何とか売りたい店主が、平賀源内に相談し「本日丑の日」というチラシを店先に貼ることを勧

められると、その鰻屋が大変繁盛したという話が一般的ですが、諸説あるようです。

鰻には、ビタミンA・B群が豊富に含まれており、夏バテ、食欲減退防止には効果が期待で

きることを考えれば、夏に食べるというのも理に叶っているのかも知れません。

 

今や高級食材となり、同じ値段出すのなら、ステーキ、回らない寿司屋に行ってもいいかな

と考えほど高値の花となった鰻ですが、今迄は、太平洋のマリアナ海溝周辺で産卵して海流に

乗って日本まで来ていたシラスウナギを海・川で捕獲し養殖しているのが現状です。そのシラ

スウナギが取れなくなって値段が高騰しているわけですが、2010年に完全養殖に成功していま

す。まだコスト面で実用化のレベルに達していないようで、卵からシラスウナギになるまでの

生存率が1%~4%と低く超高級食材の域を脱出出来ていないのが現実です。今後、コスト削減

により、完全養殖が安く出来るようになると、海・川で捕獲するシラスウナギも需要と供給の

関係で安くなるので(まだ、こちらのシラスウナギの方が養殖で高品質な鰻になるようなので)

絶滅危惧種から脱出するのはなかなか難しいようです。

 

 

 

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