新光産業株式会社

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社内ブログ

注連飾り考

  • 2024.01.12
  • 投稿者:ご学友
誠に厳しい年始となった。
元旦翌日散歩に出かけ近所の住宅街を歩きながら、玄関ドアに正月飾りを付けている家が殆ど無い事に気づいた。其れどころかクリスマスの名残りがそのままのお宅も有り、そんなお宅は、クリスマスの終了と同時にハワイにでも正月旅行なのかなどと勝手な空想をした。バブル時代ならあった現象。
街中の正月らしさが丸で薄いのは元旦からの災害や事故の影響かと思うほど景気の上がらない風情である。
ところで、正月注連飾りについて考えた。20年前頃まで正月注連飾りは、マンション、アパートなら玄関ドア、簡易的な門松(松の枝),玄関ドアに注連飾り、そして駐車場の自家用車フロントグリルに小型注連飾りが定番であった。
正月行事について調べると、これは(年神様)という新年の神様をお迎えする行事でしめ縄(注連縄)は、神の領域と現世を隔てる結界となり、その中に不浄なものが入らないようにする役目を果たす。
しめ縄のしめは、占め(神様の占める場所)を指すとの事、そして当社の玄関にも毎年飾るしめ飾り(注連飾り)には、
(紙垂)しで 神様の降臨
(裏白)うらじろ 清廉潔白
(譲り葉) ゆずりは 家系を譲って絶やさず子孫繁栄を願う
(橙) 代々栄えるよう願うという意味がある。
時代と共に合理的に消えていく慣習が目に付く様になったと感じるのは自分が年取ったせいだろうか?
確かに現代の自家用車は、皆顔がツルツルで注連飾りは付ける場所も無い。其れも正月の風情を無くしている一因だ。

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