今年も早いもので、あと数日で大晦日です。
振り替えれば今年もいろいろありました。
因みに今年のまとめとして、いくつか列挙してみると、以下の通りです。
➀今年の漢字(漢字能力検定協会*その年の世相を表す漢字で最も応募数の多かったものが選定されるが、得票率は4%程度)⇒「税」でした。理由は、1年を通して増「税」論議が活発だった点、岸田政権の所得税減税が話題になった点、及びインボイス制度など「税」に関する話題が豊富だった点だそうです。
確かに税は一年と通して話題になりましたね。しかし、戦争・天災が突発的に起こったのも今年であることを勘案すれば、「乱」という感じもします。
➁日経のヒット商品番付 ⇒ 東の横綱に「生成AI」 西の横綱に「大谷&WBC」
大関に「藤井八冠」、「アレのアレ(阪神日本一)」。前頭に何と1室200億円超のマンションで有名になった「麻布台ヒルズ」が入っていました。
今年は「生成AI」の実用化と高度化の企業間競争が活発になり、正に「生成AI」元年と言えるでしょう。また、東京の不動産の特に都区内マンションの価格高騰は顕著で、新築マンション価格が、1億円を超えたことが大いに話題になりました。
➂今年の10大ニュース ⇒ 読者が選ぶ読売新聞の10大ニュース
国内版 1位:WBC優勝、2位:大谷 本塁打王、3位:ジャニーズ性加害
海外版 1位:イスラエルガザ侵攻、2位:トルコ・シリア地震、3位:ハワイ大規模火事
確かに今年は、「大谷イヤー」といえる年でした。
以上ですが、年初、今年はうさぎ年ということで「うさぎの優しく温厚で跳ねる姿から飛躍・跳躍、向上の年といわれ、景気が良くなり、物事が上を向くよい年になることが期待できる」と言われていましたが、結構、世界的なインフレと金利高(日本は例外)に見舞われ、中東で新たな戦乱が発生したことなどを勘案すれば、結構、思わぬ事態や事件が頻発した波乱の年であったと言えるかもしれませんね!
来年は、辰年(十二支の内、唯一の空想上の生き物の龍。龍が現れると目出度いことが起こるそう)ですが、十干(甲、乙、丙~)では「甲」(十干の第1位であり、優勢であることを表す)に該当するので、「甲辰」と言い、60年に一度の縁起の良い年だそうです。
しかし、来年は、世界の70国で選挙が行われる「歴史的な選挙イヤー」でもあります。
例えば、1月は日本にも大いに関係のある「台湾総統選挙」、2月は「インドネシア大統領選挙」、3月は既に結果が決まっている「ロシア大統領選挙」、 そして11月には、今後4年間の世界情勢を左右する「米国大統領選挙」があります。大方の予想では、民主党:バイデンと共和党:トランプの対決が有力視されていますが、後者が新大統領に就任したら、不確実性が高まり、世界も日本も大いに動揺する可能性が高く、来年2024年は、今年よりボラティリティの高い(リスクのある)「波乱の年」になるのではないでしょうか?