我家の休日のひるめしは、大抵麺類である。底無し胃袋を誇る子供達(男子2名)が家に居た頃から麺類大好き家族だ。

勿論財政的問題も明らかに存在した。

家内は5人兄弟であったが故、夏休みの自宅昼食は、かなりの頻度で素麺、冷麦が出されたが、薬味無しの麺つゆだけが味の頼りを何百回も繰り返したので、自分は既に一生分の素麺を頂いたため、もう見たくもないと結婚当時宣言していた。

梅雨の時期、温かい麺から冷たい麺に衣替えの時期を迎えるが、我家はこれに通年採用の焼そばが加わる。

ソースの焦げた香りが堪らない。

月並みてあるが、私の焼きそばの記憶の基礎は夏祭りの屋台の其れである。

全国のソース焼きそばを食べ比べたい。

焼そばの中身については各家庭的に色々ある訳だが、基本はキャベツ、長ネギ、

もやし、豚肉としたい。

麺は出来れば、先に炒めておきたい。

サラダ油又は胡麻油で豚肉と長ネギを強火で炒めキャベツを投入し、キャベツに油が回ったら、炒めた麺ともやしを投げ込み、ソースを鍋肌から流し込んだら、全体に絡める様に焼き、まだもやしがパリパリの内に終了させる。

あくまでキャベツともやしの食感を残す事が大事だなんだよ、と言いながらキッチンを覗いたら、家内から一言,

自分で作ってくださいな。

私も一言、ごもっともで御座います。