今年の秋の社員旅行は「出雲」に決まったようですね。
出雲といえば、出雲大社と大国主命(おおくにぬしのみこと・だいこくさま)。
日本神話では、高天原に住む天照大御神(あまてらすおおみかみ)の命を受けて
出雲の国に天降り、大国主命を説得して「国譲り」の交渉を成就させたのが、
建御雷神(たけみかづちのかみ)と言われています。
ここで、茨城応援団の茨城自慢を一つ紹介。
この建御雷神を御祭神とする神武天皇元年(紀元前660年)創建の由緒正しき
神社が、常陸一之宮「鹿島神宮」です。あの伊勢神宮よりずうっと古いのです。
明治時代になるまでは、格式の高い「神宮」という名の神社は「鹿島神宮」と
「伊勢神宮」「香取神宮」の三社だけでした。香取神宮の御祭神は経津主神(ふつ
ぬしのかみ)で、建御雷神に同行して出雲に行った神様です。
鹿島神宮の近くには、「高天原」という地名が今でも残っています。
個人的には、日本の国の始まりは大和(やまと)ではなく、この常陸の国「鹿島」、
古くは「香島」ではないかと、勝手に思っています。
鹿島神宮に参詣したことのない方は、ぜひ一度行ってみてください。近くの潮来や
佐原は水郷と呼ばれる観光地、ちょうど6月はあやめの花の見頃ですね。