サッカーワールドカップの日本代表が決勝ラウンドの第一戦で強豪クロアチアに惜敗し、残念ながら準々決勝進出はなりませんでした。PK戦での決着ですので、くじ運とまでは言いませんが正に時の運であり、その健闘は称賛に値します。
それにしても予選での戦いぶりには自国民ながら驚きの連続でした。組合せが決まりスペインやドイツと同組となった時、これはちょっと難しいなと感じたのは私だけではないと思います。
初戦のドイツに勝った時は、いわば望外の喜びという感覚でしたが、三戦目のスペインに勝った時は、これも実力の内と思えるようになって来ました。この両国はいわば格上の相手でしたので、「失うものはない、当たって砕けろ」のチャレンジ精神が功を奏したものと考えます。反対にコスタリカ戦は見ていてもイライラする位、もたもたの連続でした。こちらがやや格上と思った為に、大事に行こうと気持ちの上で守りに入ってしまったのが敗因だったのであるかと思います。
正にスポーツに限らず、勝負事そして物事全般は、気持ちの持ち方や心構え次第で大きく変わるものであると改めて実感しました。因みに予選で私が視聴したのは、ドイツ戦はリードされていた前半のみ、スペイン戦は深夜の為視聴せず、反対にコスタリカ戦は始めから終わりまで見ていました。家内が「あなたが見ていない方が良い結果になるのよ」とずばり真理を語っていました。
さて我々自身の日頃の活動においても、事を為す時にはたとえどの様な立場であっても、常に挑戦する精神というものが大切であると改めて感じます。スポーツが典型ですが人の活動は、やはりメンタル面に左右される部分が大きいという事ですね。勿論それに先立つ技術や知識があってこそですが。
今年も残り一ヶ月を切りましたが、当社もまた新しい年においては、守りに入ることなくチャレンジ精神を忘れずに、一年を戦い抜いて行きたいと考えます。
社内においても繰返しヒトとモノに積極的に投資する年にすると強調しています。金銭のみならずエネルギーや情熱を、課題に対して全力で傾けるという意味を込めて積極的に投資を行い、未来への道を切り拓いて行きたいと考えています。