立冬を迎え、この時季庶民に愛される果物の代表である蜜柑について調べてみた。
一般的にみかんは、温州みかんを指すが名前の由来は中国で柑橘系で有名な浙江省温州の地名から江戸後期に付けられたとされ、原産は、鹿児島県長島で小型の紀州蜜柑を江戸時代紀州から船で運び大儲けしたのは紀伊國屋文左衛門。
皮を剥いた袋の白いすじは、アルベドという食物繊維、含まれるヘスペリジンは、動脈硬化、コレステロール血症に効果があるとされ、さらに果肉に多く含まれるベータクリプトキサンチンは、他の柑橘系に比べ非常に多く、強力な発がん抑制効果が有る。
子供の頃、年末こたつに入り込んでミカンを軽く5つ位食べてを毎日繰り返し、正月を迎えると手のひらが黄色で終いには顔までとなったのはミカンの色素カロテノイドによる柑皮症であるものの、一時的なので健康的には問題ない。
因みに缶詰のミカンの薄皮の剥き方は、薄い塩酸に漬け、柔らかして剥き、その後同濃度の水酸化ナトリウムで中和するそうだが、こんなんを食べていたかと驚いた。
最後に和歌山県に伝わる正統和歌山剥き、又は有田剥きとは、
1.みかんを数回から数十回ほと揉む
2.ヘタの無い方に指を入れ2つないし3つに割る
3.2つに割った場合は、更に4つに割る
さあ、蜜の様に甘い 蜜柑を沢山食べてコロナとインフルを乗り越えよう!