JR三鷹駅から500m西に位置する全長約90mの「三鷹跨線人道橋」は1929年に建設され、
晩年を三鷹で過ごした太宰治がたびたび足を運んだお気に入りの場所として知られています。
(階段の下に、太宰が階段を下っている写真が飾ってあります。)
築90年を超え老朽化が進行し、安全性を確保するのが困難となったということで、JR東日本が
三鷹市に無償譲渡を提案していましたが、市が受け入れを辞退したため撤去される可能性が
高まっていました。
先日のニュースで、三鷹市は文化的価値から階段の一部を現地に残し、橋桁の一部を近隣に
移設して保存することでJR東日本と合意したと発表がありました。解体時期は未定で、
市は記録映像の撮影や、跨線橋が存在したことを後世に伝えたい考えのようです。
近所なので実際何度か行ったことがあります。中央線の電車を真上から見れるのは、撮り鉄の
人には希少な場所だと思います。今の季節だと晴れていれば富士山も綺麗に見える所です。
どういう形で残すのか、具体的な計画が発表されるのが気になります。