最近「昔ながらの掃除」が気になっています。
払う、掃く、拭く、というシンプルなもので、手を動かす分きれいになったという実感を得やすいのも良いのかもしれませんが、昔ながらの道具というのがポイントです。扱い方も簡単で馴染みがあるので、私にとって「気軽に」「気づいた時に」が実践しやすいのがこれなんだ!とようやく分かりました。(最近掃除機にガタがきたのも一因ではありますが)
そこでいま困っているのが「掃く」ための道具です。卓上用ミニほうき&ミニちりとりで何とかやっていますが、天然草のいわゆる「座敷箒」って、あまりリアル店舗では売っていないものなんですね。化繊箒、外用の硬いシダ箒はよく見かけますが、運よく見つけてもサイズ感が違い、そして毛がスカスカ。ネットではフローリング用にちょっとお高めな棕櫚箒が人気のようで、畳用は少数派なのかもしれません。ちりとりも、普段見かけるのは静電気のひどいプラスチック製ばかりで「これじゃない…」とがっかり続きです。
結局実物は見られぬまま、ネットで座敷箒とトタンちりとり(又は紙製ちりとり)を購入することになりそうですが、時代や住宅・生活様式の変化に合わせてお店の品揃えが変わっていくことが、当たり前のことではあるけれど寂しくもあります。
商品レビューで「この昔ながらの、当たり前にあると思っていたものが全然売っていなくて驚く」と見かけ、物全般に言えることだなと大きくうなずきました。見直される「昔ながら」もありますが、なくなっていくものも確実にあるのでしょうね。職人さんも然り。
予備含め2本買っておくかどうかもうしばらく考えて、決めたらポチっとする予定です。