新光産業株式会社

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社内ブログ

心に残る言葉

  • 2021.05.17
  • 投稿者:バーディー

弊社は、今、新入社の方々のシーズンを迎えています(随時採用で偶々時期が重なったため)が、私も大昔の新入社員時の頃を思い出しました。

社会人になってから40数年超経ちますが、その間上司・先輩方や取引先などの方々から教えられた以下の様ないくつかの格言や教訓が心に残っています。それらは、今も私個人として判断に迷うことがあれば、思いだしては決断の参考にしているものです。

 

第一は、在り来たりですが、「初心忘れるべからず」です。「初志貫徹」と言ってもいいかも知れません。言うまでもなく「初めの志は忘れてはならない」という意味ですが、元々は、能楽師である世阿弥が「人生には若い頃にはその時の、老年には老年のそれぞれの時期において初心というものがある。その時々で自分に満足してしまうとそこで成長は止まる」との主旨で述べた言葉だそうです。

確かに初めの新鮮な気持ちは、ルーティーンに従事ばかりしているとマンネリ化し、惰性で仕事をすることになり、周辺の変化に気づかず、改革などが滞ることになるので、初心に帰ることが必要だと思います。

 

第二は、「継続は力なり」という格言です。これは、浪人時代に通っていたY予備校の格言です(日々是決戦と対のキーワードであった)。大学合格には毎日が決戦と思い、欠かさず努力を継続することが最も重要であるとの意です。

最近、日経がテレビで「365日この差は大きい」と宣伝していますが、確かに毎日30分でも継続すれば年間で182時間、20年で3650時間(152日)になり、その小さな努力の積み重ねだけでもプロのレベルに到達できるかも知れません。また、10年以上前のベストセラーに「一日30分続けなさい」という書籍がありましたが、どんなことでも一日30分続けると何れ花が咲く時が訪れるという教訓だと理解しています。

 

第三に「仕事力は、実務を通じてしか養えない」です。これは前職である部に配属された時、底力を感じるある先輩が語っていた言葉です。「おい〇〇、通信教育や研修で習ったことは重要だが、それを覚えていても実務はできないぞ。仕事の力は、業務を通じて習得してこそ本当の実力になるんだ」と教え込まれました。

 

第四は、「物事に対処する場合、鵜吞みにせず自分なりの疑問を持ち、原典・原点にあたる事」です。 先輩から教わったり、取引先の情報は貴重であるが、それをそのまま取り入れず、自分なりに調査したり、検証してこそ本当の知見になるという教えです。

 

最後に、前職で外資系に転職する人が多く出現した時に、ある先輩が「転職の秘訣は、3ヶ月で新職場の雰囲気に慣れ、半年で業務の要諦を掴み大半の業務を一人で実行でき、1年でその職場になくてはならない人になることが重要」との言葉です。

その先輩は、「外資系に人脈や転職前の会社内情報だけを期待されて転職した人は、大概、2年で首になる。その転職者が持っている「情報」だけしか魅力がないと情報提供した後は利用価値がなくなる。その人材固有の実力がないと実績に厳しい外資系では持たない」と教わりました。

 

以上の様な、先導者や先輩たちの人生経験からくる傾聴すべき教訓や格言は、時々思い返して、今後も行動の指針や自省の糧として活かして参りたい。

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