先日、娘と歌舞伎を鑑賞してきました。(勿論、感染症対策を徹底して！)
きっかけは、Eテレの「にほんごであそぼう」という番組です。狂言や歌舞伎等の伝統芸能を含む数々の文学作品の、言葉のリズムや音の響きを歌やダンスを交える等して、子供にも親しみやすい形で紹介しています。娘も大好きな番組で、よく一緒に歌ったり踊ったりしています。

番組には、中村勘九郎さんの息子さんたち(勘太郎くんや長三郎くん)も出演していて、パパである勘九郎さんと日頃から稽古しているであろう歌舞伎の見得や、セリフを一生懸命、そして和気あいあいとした雰囲気で披露してくれます。

彼らが春休みを利用して巡業に回っているとのことで、こちらにお邪魔してきました。

3つの演目とトークコーナーがあり、2時間半程度のものでした。
私が特に印象に残ったのは「三番叟」(さんばそう)という演目で、操り人形になりきった演者の踊りは、躍動感に溢れ新しささえ感じました。娘に気に入った演目を尋ねたところ、すべて良かったから選べないとのこと。確かに、私よりもずっと舞台に見入っていました。

今まさに目の前で…というライブ感や会場の一体感は、やはり画面越しでは体験できません。もう少しいろいろと勉強してから行けば、さらに楽しめたことでしょう。

新たな変異種の流行も気になるところではありますが、様々な工夫を凝らしながら、少しずつ日常が取り戻せるようになるといいなと思っています。